「フーターズ」をご存じだろうか。アメリカ発のカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバーで、チアリーダーをイメージした女性が接客してくれる。3月23日から、会議室やレンタルスペースのシェアリングサービスを提供するスペイシー(港区)とコラボし、店舗を仕事場(ワークスペース)として活用できるサービスを開始した。30分につき50円で利用できる。
7月23日からは、銀座店でのサービス利用の開始時間を午後1時から午前11時に変更。店舗の営業開始時刻と合わせ、サービス提供時間を拡大している。利用可能店舗も渋谷店、大阪店を追加した。一見順調そうに見えるが、果たして実際にワークスペースとして活用できるのだろうか。実際に体験してみた。
フーターズ渋谷店は、「渋谷プライム」の4階にある。渋谷駅と地下で直結したビルとなっており、夏の日差しや急な雷雨を気にせずに行くことができる。渋谷109ビルの隣という好立地で、手軽に仕事場所を確保したいというニーズは確かにありそうだ。
店舗に入り、受付でスペイシーを利用したい旨を告げると、チェックインとチェックアウトを行う専用のタブレットが登場する。利用にあたり予約は不要だが、スペイシーのサービス登録が必要。事前に登録をしていない旨を告げると、サービスの活用マニュアルが登場。登録から利用までかなり詳細に記載されており、困ることはなさそうだ。

サービスのポイントをまとめたマニュアル。わかりやすい
サービス登録者は、タブレットでチェックイン。QRコードか顔認証システムを選択する。受付を担当してくれるフーターズガール(女性店員)は「チェックアウトをしないとお金が発生してしまうから、帰るときは必ず声をかけてもらっています」と注意して案内しているという。
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