7月11~13日に東京ビッグサイトで開催された展示会「総務・人事・経理ワールド」にグーグル・クラウド・ジャパン日本代表の阿部伸一氏が特別講演「グーグルが実現する未来の働き方」に登壇した。阿部氏はアーサーアンダーセンなどでのコンサルティングを経て、日本オラクルでグローバル企業担当の執行役員を務めた後にグーグルに入社。現在は、「Google Cloud」などのビジネス向けサービスの事業を統括している。
その利便性から、Googleのサービスを利用しない日はないビジネスパーソンも多いかと思うが、何もはじめからこれだけの利便性を有していた訳ではない。阿部氏によれば、「こんなサービス、こんな機能があったなら」という、個々人が抱いていた“あったらいいな”と願うモノを当初は社内向けに創っていったという。
「メールをもっと素早く的確に検索できないだろうか?」という想いには「Gmail」を、「撮影した写真の管理をもっと効率よくできないか?」という願いには「Googleフォト」といった具合に、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」というミッションステートメントのもと、小さなイノベーションを繰り返して今に至るのだという。
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