Paragon Backup & Recovery 16 Serverのポイント
- OSが入ったドライブの交換もウィザードで元のOSを残したまま可能
- VSSを利用してサーバが稼働中でもバックアップ可能
- 2.2Tバイト以上やGPTボリュームに対応
Paragon Backup & Recovery 16 Serverの製品解説
パラゴンソフトウェアの「Paragon Backup & Recovery 16 Server」は、Windows Serverをサポートするバックアップソフトウェア。ファイルやフォルダ、パーティション、ハードディスク単体、利用中のシステム丸ごとなど、環境に応じて柔軟にバックアップを作成できる。
OSをインストールしたハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)の交換に伴う煩雑な作業も、ウィザードに用意されたシナリオに沿うだけで、元のOSを残したまま可能。
サーバを停止せずにバックアップできる。全てのバックアップはWindows Serverの「Volume Shadow Copy Service(VSS)」機能を利用して取得するスナップショットを作成されるため、稼働中のサービスやクライアントからのアクセス状態に関係なくバックアップとコピーが可能。
バックアップ方式は、イメージ、差分、増分、スケジュールなどに対応する。イメージバックアップは、VSSを利用してパーティションやHDDを丸ごとバックアップする。
差分バックアップは、最初にバックアップを取った後に変更されたセクタのみバックアップする。バックアップの容量を小さくでき、復元は最初のバックアップイメージと戻したい時点の差分バックアップイメージから実行する。
増分バックアップは、最後にバックアップを取った後に変更されたセクタのみバックアップする。復元は、最初のバックアップイメージから最後の増分バックアップイメージまでの全てのイメージが必要となる。
リカバリメディアでは、Recovery Media Builder(RMB) 3.0を使うことでWindows PEを組み込んだ起動メディア(CDやUSBメモリ)を作成できる。作成した起動メディアから起動してバックアップやパーティションを操作可能。Windowsが機能しない状態で復元する際にも使用できる。新しいハードウェアへの対応もいち早くできるという。
従来のBIOS方式に加えてuEFI(Unified Extensible Firmware Interface)方式にも対応する。uEFI環境でのリカバリメディアはRMB 3.0を使用してWindows PEベースで作成する必要がある。
2.2Tバイト以上の大容量HDDやGUIDパーティションテーブル(GPT)ボリュームに対応している。GPTをサポートするOSで従来のMaster Boot Record(MBR)形式のHDDと同様にバックアック、コピーを操作できる。
用途と機能 | Windows Server向けバックアップソフトウェア |
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特徴 | イメージ、差分、増分などのバックアップに対応。Windows PEを組み込んだ起動メディアから起動してバックアップやパーティションを操作可能。BIOS方式に加えてuEFI方式にも対応 |
税別料金 | シングルライセンス パッケージ版標準価格:4万9800円、ボリュームライセンス:7000円~ |