セキュリティ

“家庭内スパイ”から考えるプライバシーとセキュリティの進化論

EUのGDPRのような規制は、長期的に見れば私たちを保護するものである。しかしそれと同じくらい、一人ひとりがサイバーセキュリティに関する“よい習慣”を身につけることが不可欠となっている。

 5月にニューヨークで開催されたフォーラムで、政治や人権について講演した。そのフォーラムでは、ほかにも多くの現役政治家や元政治家、学者が北朝鮮から報道の自由、サイバーセキュリティに至るまであらゆるトピックについて語った。

 その中の一人である、元米下院議員のMike Rogers氏は、現代のデジタル環境におけるさまざまなリスクについて、個人と国家安全保障の2つの観点から素晴らしい講演を行った。Rogers氏は、下院情報特別委員会の委員長を務めていた当時、これらの緊急の課題に日々直面していた (残念ながら、同委員会は今や政治的な争いの場になっている。本来、セキュリティは党派間で対立するような問題ではないはずで、非常に危険な状況と言えるだろう)。

 Rogers氏の講演には、筆者がここで取り上げてきたテーマの多くが含まれていた。その一つは、攻撃的なハッキングを国家的な優先課題ととらえる国々がもたらす危険についてだった。

 Rogers氏は、脅威の元を生み出す主要国としてロシア、中国、イラン、北朝鮮を挙げ、これらの国が機密情報の収集、研究成果や資金の窃盗、送電システムの妨害など、物理的な損害を与える目的でハッキングを行っていると論じた。

 Rogers氏はさらに、小道具を使いながら、消費者のプライバシーやセキュリティについても触れた。聴衆に「史上最高のスパイは誰か?」と問いかけ、「Barbie」人形を取り出した。

 2015年に発売された「Hello Barbie」は、Wi-Fi と音声認識機能によって、子どもと会話することができる。そこには2つの大きな問題があった。

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