関西圏を中心に不動産デベロッパーなどを展開する関電不動産開発(大阪市北区)は、SaaS型のビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボード「MotionBoard Cloud」を活用している。報告書作成にあたり1時間以上かかっていたデータ集計作業を2~3分へと短縮し、より重要な意思決定、課題解決などに時間を割くことが可能になったという。7月5日、MotionBoard Cloudを提供するウイングアーク1st(港区)が発表した。
従業員数570人弱の関電不動産開発は物件や顧客情報、営業進捗状況などをSaaS「Salesforce」で一元管理しており、毎週月曜に実施する営業会議用の報告書はSalesforce上のデータをExcelへ入力、マクロを用いて集計し定型フォーマットへ出力、という工程で作成していたという。数百~千戸以上といった大規模マンションになると一連の処理時間は1時間超。担当する複数の物件について同様に作業する必要があり、全国で約15カ所展開する販売拠点責任者の大きな負担となっていたという。
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