IDCは、家庭向けスマートデバイス(スマートホームデバイス)市場に関する調査結果を発表した。2018年における全世界の総出荷台数は、前年比26.8%増の5億4950万台と見込む。市場規模は、2018年が2068億ドル、2022年が2975億ドルで、その間の年平均成長率(CAGR)を9.5%と予想した。
家庭向けスマートデバイスの例として、IDCはスマートスピーカ、デジタルメディア用アダプタやスマートテレビで構成されるビデオエンターテインメント用デバイス、ホームセキュリティ機器などを挙げる。2018年時点でビデオエンターテインメントとスマートスピーカが市場全体の71%を占め、2018年から2022年までのCAGRは12.0%という。
2018年の市場規模はビデオエンターテインメントが1574億ドルあるのに対し、スマートスピーカは118億ドルにとどまる。そして、2022年までは、ビデオエンターテインメントが最大の市場規模を維持する。しかし、CAGRはスマートスピーカが23.7%、ビデオエンターテインメントが5.1%で、スマートスピーカの伸びが期待されている。
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