データテーブルとは、1つの数式における変数の値の変化を評価するセル範囲のことだ。言い方を変えると、簡単なWhat-If分析だ。入力する値を変えると結果がどう変わるか、予測を一目で確かめることができる(データテーブルは、「挿入」タブにある「新規テーブル」と同じではない)。
使い方を説明するために、下のような簡単なローン返済の計算でデータテーブルを使ってみよう。このままでも、入力する値を変えれば計算結果が変わる(通常、入力用セルと結果用セルは分けたほうがいい)。この計算表を作るのに時間を費やすことはない。デモ用のワークブックをダウンロードしてもいいし、表Aを参照して数式を入力してもいい。IFERROR()関数は使わなくてもかまわないが、ワークブックを他人に配布する予定があるなら使ったほうがいい。この関数は「Excel 2007」で新たに採り入れられたものだ。「Excel 2003」ユーザーはISERROR()関数を使ってエラーを防ごう。
残り本文:約1458文字 ログインして続きを読んでください。