SDS/ストレージ仮想化

Scality RING:ファイルとオブジェクトに対応の分散ストレージ構築ソフト

分散ストレージ構築ソフト「Scality RING」は、ファイルとオブジェクトの両方のプロトコルに対応。複数のx86サーバをリング状に配置してデータを分散して保存される。

Scality RINGのポイント

  • “ノード”と“コネクタ”を増やすことでリニアに容量と性能を拡張
  • ノードが増減されるたびにデータは自動的に再配置
  • バージョニング機能でランサムウェアなどに感染する以前のバージョンを保持

Scality RINGの製品解説

 スキャリティ・ジャパンの「Scality RING」は、ファイルプロトコルとオブジェクトプロトコルに対応する分散ストレージ構築ソフトウェア。これまでのストレージのハードウェアとソフトウェアを分離させて、ソフトウェアでストレージを制御するソフトウェア制御ストレージ(SDS)であることから、x86サーバに導入できる。

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 複数のx86サーバをリング状に配置してデータを分散して保存する。データを保存する“ノード”、データの格納や取り出しを処理するための“コネクタ”、統合管理する“スーパーバイザ”のサーバで構成され、ノードとコネクタを増やすことでリニアに容量と性能を拡張できる。

 マスターデータサーバは存在せず、複数のノードにデータが複製される。サーバが1台故障しても、データが失われることはない。ノードが増減される度にデータは自動的に再配置される。ネットワークがつながっていることで距離が離れたサーバの間でもリングが形成される。

 オブジェクトストレージサービス「Amazon Simple Storage Service (S3)」互換のストレージとしてもスケールアウトファイルシステム(SOFS)としても利用できる。オブジェクトプロトコルでは、Active Directoryと「AWS Identity and Access Management(IAM)」に同時に対応することで認証とユーザー管理は容易。SAML 2.0対応のS3 APIにも対応することでオンプレミスはもちろんハイブリッドクラウドでも実装できる。

 ファイルとオブジェクトの両方でバージョニング機能を利用可能、ランサムウェアなどに感染する以前のバージョンを保持できる。ファイルとオブジェクトの両方で非同期複製が可能、複数の複製データを異なるデータセンターに配置できる。コンプライアンス対応として、特定のリングにオブジェクトデータの書き込みを制御することも可能。

Scality RINGのまとめ
用途と機能分散ストレージ構築ソフト
特徴Amazon S3互換のストレージとしてもSOFSとしても利用。オブジェクトプロトコルでは、Active Directoryと「AWS IAMに同時に対応。ファイルとオブジェクトの両方で非同期複製が可能
導入企業Dailymotion、Orange、Bloomberg Media Group、DMM.comなど

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