Mozillaが新サービス「Firefox Monitor」を通じて、「Firefox」ユーザーがデータ侵害の被害に遭ったかどうかの有無をチェックできる機能を追加した。このサービスは、人気のウェブサイト「Have I Been Pwned?」(HIBP)のデータセットを使用している。HIBPは、インターネットの闇社会に流出したデータベースダンプを収集、解析する。HIBPおよびMozillaのFirefox Monitorサービスのユーザーは、このデータセットから今後、自分の電子メールアドレスが見つかった場合、電子メールでアラートを通知してもらえるように登録することが可能だ。
Have I Been Pwnedは、オーストラリアのセキュリティ研究者Troy Hunt氏によって2013年12月に創設され、これまでに同電子メール通知サービスに加入した登録者の数は200万人に上る。Hunt氏はブログ投稿で、今回は「大海の一滴といった程度に過ぎず」、したがって、「かろうじて問題の表面に触れた」ところだと述べた。効果的なパスワードとセキュリティ上の安全性に対する認識をよりいっそう拡げるために、HIBPは、同ウェブサイトから得られた情報を他のサービスに組み込めるよう、自由にアクセスできるAPIを提供する。
残り本文:約1578文字 ログインして続きを読んでください。