「Gmail」の新たな「iOS」向けアップデートは、ノイズを無くすことで、ユーザーの注意を実質的に重要な、優先度の高い電子メールに向けるようにする。米国時間6月14日のGoogleのブログ投稿で明らかになった。新たな機能は現在、iOS向けに提供開始されたところで、「Android」版もまもなくリリースされる予定だと、同ブログ投稿は述べている。
そもそも通知機能は、有用なツール、すなわち重要な情報をより素早く、より効率よく受信する手段となることを意図している。とはいえ、1日数百件もの電子メール通知を受けているユーザーの場合、仕事に追われてそれらを選別する時間が取れない可能性が高い。今回の新たなアップデートによって、ユーザーはそうした選別作業に取り組む必要がなくなる。
この機能はGmailの機械学習と人工知能(AI)をベースとしたもので、どの電子メールが最初に注意を向ける必要があるかをこれらが判断している。Googleが自社のオフィス用ソフトウェアで採用している戦略の一環として、機械学習とAIが情報にコンテキストを加えることで、より洗練された提案をユーザーに対して提供する。Googleがこのテクノロジを使用することは、AIが未来のプログラム、特にビジネスソフトウェアにどのように組み込まれるかを暗示している。AIはチャットボットやデジタルアシスタント分野では既に進化しているが、スタンドアロンのソフトウェアツールとしても存在感を増すことになるだろう。
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