Performance Insightのポイント
- 毎日自動で評価レポートを生成、6つのカテゴリから問題を把握
- 100以上の項目で監視、最適な監視閾値を自動で算出
- 問題のあるSQLの発見から問題点を分析、チューニングの方向性も助言
Performance Insightの製品解説
インサイトテクノロジーの「Performance Insight」は、Oracle Databaseパフォーマンス監視ツール。運用監視やチューニング、障害監視などの機能を搭載している。1万以上のライセンスがあるという。
毎日自動で評価レポートを生成する。CPU/メモリ、SQL、環境、ディスクのI/O、Oracle DB起動時に確保されるメモリ領域であるSGA、領域という6つのカテゴリで構成されたレーダーチャートで視覚化され、問題のあるカテゴリが把握できるようになっている。
データベース管理者は、評価レポートをチェックするだけでどこにボトルネックがあるのかを特定できるようになる。問題点の指摘から解決策まで総合的にアドバイスする。分からない用語に関しても、独自の辞書機能で解説してくれる。
監視機能については、100以上の項目で監視し、障害予兆の察知から原因の調査、分析までサポート。監視スケジュールの設定や閾値、警告通知先、警告手段などもフレキシブルに設定でき、日々収集したデータをもとにシステムに対する最適な監視閾値を自動で算出する。これにより、管理者に負荷をかけず設定、運用できる。
一般的な領域監視やバッファのヒット率の監視に加えて、高負荷SQL文の監視、ロック待ち時間監視などで障害の予兆を察知する。システムの性能も監視する。システムに急激な変化があった場合でも時系列のチャートから過去に遡り、何が起きていたのかを把握する。
SQL文単体のパフォーマンスという点だけではなく、CPU負荷が上昇した、ディスクI/Oが増加したなど、サーバリソースやデータベースの稼働状況という観点から、データベース全体に影響を与えたSQL文を特定する。シミュレーション機能でSQL文の実行計画を日本語で確認できる。
チューニング機能では、問題のあるSQLの発見から問題点の分析、チューニングのアドバイス、シミュレーションまでをサポートする。独自の監視ジョブでロック待ちのSQL文や長時間CPUを使用したSQL文、 効率の悪いSQL文、問題のあるSQL文を発見、関連情報を報告する。チューニングの方向性もアドバイスする。
用途と機能 | Oracle Databaseパフォーマンス監視ツール |
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特徴 | 毎日自動で生成される評価レポートから問題のあるカテゴリを把握。日々収集したデータをもとにシステムに対する最適な監視閾値を自動で算出。データベース全体に影響を与えたSQL文を特定、シミュレーション機能でSQL文の実行計画を日本語で確認 |