NTTPCコミュニケーションズは6月12日、WANをソフトウェアで制御する“SD-WAN(Software-Defined Wide Area Network)”サービス「Maser'sONE CloudWAN」のラインアップを拡充し、インターネットを介さないネットワークで利用可能な「Maser'sOne CloudWANセキュアパッケージ」を発表した。7月5日から提供する。
同社のサービスクリエーション本部 第二サービスクリエーション部 部長 三澤響氏はIDC Japanの調査結果を用いて、「SD-WAN市場は着実に増加している」と説明。国内市場を見ると2016年は極めて小規模だが、2021年には500億円規模まで拡大。「ネットワークに接続するデバイスやクラウドの増加に伴い、IT部門の負担増が(ネットワーク環境の)見直しにつながる」(三澤氏)と分析し、クラウド時代に準じた拠点間通信の整理など、再設計すべき箇所が増えているという。
既にグローバルベンダーは多数のプレーヤーが登場し、日本国内でもKDDIやソフトバンク、NTTPCの親会社となるNTTコミュニケーションズもSD-WANサービスを提供中。NTTPCは「日本もようやくグローバルの流れを受け、(SD-WAN)市場が成長しつつある」(三澤氏)と説明した。
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