「Excel」を使っていると、すぐに空白行ができる。外部のソースからデータをインポートしたときや、自分でデータを入力しているときなどにだ。どのようにして生じた空白行であろうと、削除しておいたほうがいい。Excelでは空白を使って範囲を判定するので、データセットに空白行が含まれていると、Excelの範囲選択機能が期待どおりに動作しないことがあるからだ。この記事では、空白行を簡単に削除できる5つの方法を紹介しよう。
詳しい説明に入る前に、1つ注意がある。行全体を削除するときは注意してほしい。画面外の見えていない部分にデータが存在する可能性があるからだ。データセット内の空白行を削除すると、その行にあるが見えていないデータも削除されてしまう。
筆者は、64ビット版の「Windows 10」でデスクトップ版「Excel 2016」を使用している。「1. データの取得と変換」セクションに書かれている手法は、「Excel 2016」でしか利用できない。古いバージョンを使用している場合は、「Power Query」アドインを探して入手してほしい。その他の手法は、古いバージョンのExcelでも使える。ただし、ブラウザ版のExcelではどの手法も利用できない。自分のデータで作業してもいいし、「.xls」および「.xlsx」形式のファイルをダウンロードすることもできる。
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