関西大学は、オンラインストレージ「Dropbox Business」の教育機関向けとなる「Dropbox Education」を全学規模で導入した。データの閲覧や共有がどこからでも可能な環境をセキュアに提供することを目指し、4月から13の学部と13の大学院研究科など、約3万人が使用。キャンパス内外問わずに必要な情報へアクセスする際の利便性が向上し、共同作業の新たな場を提供できているという。5月14日、Dropbox Japanが発表した。
従来はファイルの保存場所として、ファイルサーバを立てて各学生にそれぞれ1Gバイトずつネットワークドライブを割り当てていたが、価格や柔軟性などに課題を感じていたという。スマートフォンで論文を書くようなデジタルネイティブな生徒へ場所や時間、デバイスを問わない柔軟な環境の提供を目指し、1年以上前から情報共有ツールの検討を開始。学内のPCコーナーの運用管理をサポートする数十人のスタッフなど一部の学生にDropboxの使いやすさなどを聞いたところ、概ね好感触。利用者もいたという。
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