給与計算業務などを受託するBPOサービスを中核とするラクラス(千代田区)は5月10日、大企業を対象にした「ラクラス人事クラウドサービス」の販売を開始した。人材管理(タレントマネジメント)システムの側面と、就業や給与、福利厚生などの管理・計算という人事給与システムの側面を持ち、既存の大企業向けパッケージソフトの刷新を狙っていくという。今後1年間で10企業グループへの販売、2021年末までには60企業グループへの販売、100億円の売り上げを目指す。
タレントマネジメントシステムの側面では、ワークフロー、データベース、ビジネスインテリジェンス(BI)の機能を提供する。ワークフロー機能は、経費精算や年末調整、労働時間照会などの機能のインターフェースが“はい”“いいえ”で答えていくと自動的に生成されるというもの。ワークフローで収集したデータのほか、職務歴や異動歴など企業から取得するデータと合わせ、あらゆる情報を集めた一つのデータベースを作成。BI機能を使うことによって様々な形式での出力が可能になるという。

回答に基づきワークフローを自動生成する
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