Gartnerは、人工知能(AI)のもたらすビジネス価値に関する調査を実施し、その結果を発表した。2018年における全世界のAIビジネス価値は1兆1750億ドル規模で、前年の6920億ドルに比べ70%増という大幅な増加を予測している。成長は今後鈍化していくものの、2022年には3兆9230億ドル規模まで増えると見込む。
AIビジネス価値を数値化するにあたり、Gartnerは調査対象としている全垂直市場の状況を集計。そして、顧客体験、新たな収益源、コスト削減という3つの領域でAIから受ける影響を調べた。
Gartnerによると、AIビジネス価値の成長曲線は、ほかの新興技術がたどるのと同じ典型的なS字カーブを描く。つまり、注目度が高まる早い段階で急速に成長した後、ペースが鈍るのだ。AIビジネス価値の場合、2018年は前年比70%増で拡大するものの、その後は成長ペースが落ちるという。2020年以降は緩やかになり、低成長率の時期が数年続く予想。
ログインして続きを読んでください。