WebSAM NetvisorPro Vのポイント
- 複雑なネットワークも一目で把握可能
- Syslogを自動分析し、障害内容と対処方法を表示
- コンフィグ管理、ソフトウェア管理を効率化
WebSAM NetvisorPro Vの製品解説
NECの「WebSAM NetvisorPro V」は、ネットワークの監視、保守、構築などの業務を総合的に支援するネットワーク運用管理ソフトウェア。マルチベンダーネットワークを視覚的に一元管理でき、大規模環境にも対応する。
標準プロトコルSNMPを用いたネットワーク監視に加え、マップ表示機能、トポロジ管理機能、2点間マップ機能など、視覚的に管理できる機能を搭載する。マップ表示機能は、ネットワーク機器を自動的に発見し、構成マップとして表示するもので、フロアやネットワーク機器のアイコンを自由に配置することができる。
トポロジ管理機能は、近隣探索プロトコルの標準規格であるLLDPのほかにCisco SystemsのCDP、Foundry NetworksのFDP、NECのOADPをサポートするネットワーク機器の接続情報を収集し、マップ上に自動描画ですることで、複雑な配線状態を把握しやすくする。

物理トポロジ管理での接続情報(出典:NEC)
2点間マップ機能は、端末からサーバまでなど、任意の2点間の経路応報を視覚的に表示でき、経路上の障害情報を容易に把握できる。実機をイメージしたフロントパネル画面からポートの状態などを視覚的に把握することが可能だ。
障害管理については、ICMPによる機器の死活管理、SNMPトラップやMIB監視などにより、状態変化を細かく捉えて迅速に障害を検出する。検出した障害は、マップ上のアイコンの色変化やアラート一覧への表示などによって通知され、特定のアラート発生時にはメールやパトランプでの通報が可能で、コマンド実行、トラップ転送などの対処を進められる。
SNMPサポート機器がMIBで保持する性能情報を定期的に収集する機能も備える。これをもとにリアルタイムに分析を行ったり、性能レポートを作成できるするほか、フロー情報からレポートを自動作成することも可能だ。
拡張機能として、設定ファイルやソフトウェアの管理を行えるコンフィグソフトウェア管理、Syslogを自動分析して障害内容の管理と対処を日本語表示するSyslog分析管理、サーバ構成変更に応じてリソース管理を行うSigmaSystemCenter連携、大規模環境の操作、運用を行える統合監視コンソールなどが用意されており、ネットワークの監視から保守、構築の領域までをトータルにサポート可能となっている。
用途と機能 | ネットワーク運用管理ソフト |
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特徴 | ネットワーク機器の接続情報を収集し、マップ上に自動描画。端末からサーバまでなど、任意の2点間の経路応報を視覚的に表示。検出した障害はマップ上のアイコンの色変化やアラート一覧に表示。 |
税別価格 | 基本ライセンス50ノード版:45万円、100ノード版:90万円、機能拡張ライセンス:60万円 |