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紙ベースのアナログな会社がデジタル化--3年で売上高を3倍にした不動産会社

「ITが何もないに等しいアナログ」な不動産会社のオープンハウスはペーパーレス化がまったく図られておらず、何でも紙でやっていたという。CIOの田口慶二氏が同社の取り組みを振り返った。

 「入社して3年間、目の前にある業務の効率化を追求してきた。3年間のIT投資額は売り上げの0.2%に過ぎないが、3年間で売り上げが3倍になった。今振り返ってみると、結果的にデジタル変革をやってきた」――。

 3月16日に「ガートナー エンタプライズ・アプリケーション戦略&アプリケーション・アーキテクチャ サミット2018」のセッションの1つとして、オープンハウスで2017年から最高情報責任者(CIO)を務める田口慶二氏が登壇。「競争を勝ち抜くためのデジタルトランスフォーメーション―オープンハウスの取り組み」と題して講演した。

 オープンハウスは、戸建て住宅を中心に住宅を開発、販売している不動産会社だ。連結従業員数は1522人、2017年9月の売上高は3046億円。同社の強みは、製販が一体化していること。土地を買い、家を建て、販売する。これらは、通常であれば別々の会社に分かれているが、オープンハウスはグループ全体でワンストップで提供する。

 田口氏が同社に入社した2014年の売上高は1121億円。当時の経営上の課題は「ITが何もないに等しいアナログな会社だった」(田口氏)ことだ。ペーパーレス化はまったく図られておらず、何でも紙でやっていた。そこで、中期経営計画にあわせてIT基盤を構築する絵を描いた。

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