日本IBMは3月15日に「IBM i」シリーズの新戦略を発表した。ユーザー企業を支援していくために、エコシステム強化などを担当する「IBM i統括部」を2018年1月付で新設。オフコンとカテゴリされていた時代から30周年を迎え、COBOLで書かれたプログラムなど過去資産を保護する姿勢と「IBM Watson」をはじめとした最新テクノロジと連携できる特徴をふまえ、広くiシリーズ活用を訴えていく。
2018年は前身となるAS/400が1988年に登場してから30周年を迎える。
専務執行役員でIBMシステムズ・ハードウェア事業本部長を務める武藤和博氏は「iシリーズの強みは、ハードウェア、OS、基幹データベース、基幹アプリケーションが垂直統合型で強固なセキュリティを保っている点。さらに、リアルタイムにWatsonやアプリケーションと連携できる水平対応ができる。この特性を生かしてお客さまを支援するエコシステムを強化していく」とビジネス拡大を進めていくとアピールした。
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