JP1/Automatic Job Management System 3のポイント
- 深夜、休日に実行が必要な業務を自動化
- 条件が必要な複雑な業務にも対応、ジョブの進捗や実績を見える化
- さまざまなイベントの発生を契機に自動で実行可能
JP1/Automatic Job Management System 3の製品解説
日立製作所の「JP1/Automatic Job Management System 3」はジョブ管理ソフトウェア。売上データの集計や給与の計算などのように、日時や周期のスケジュールを定義して計画通りに実行できるだけでなく、売上集計などのように変動する実行結果に応じて、その後実施する内容が動的に変わるような業務も自動化できる。
複数の処理(ジョブ)の実行順序関係をジョブネットとして定義できる。異常終了時にだけ実行するジョブやジョブネットも定義できる。毎日実行するジョブネットの中に週末だけ実行するジョブネットを定義するなど異なる処理サイクルのジョブネットを一つのジョブネットを集約できる。
ジョブネットの実行日はカレンダーで、実行する開始時刻や処理サイクルなどはスケジュールルールで定義すると、自動的に実行スケジュールが算出される。カレンダーは実行日だけでなく、実行しない日も指定できる。
業務に適用する前にジョブネットがスケジュール通りに正しく定義できているかどうか、運用中の業務の実行スケジュールを確認する画面と同じ画面で確認できる。日時や周期などのスケジュールを定義して計画通りに実行できるだけでなく、さまざまなイベントの発生を契機に自動で実行することもできる。
例えば、メールの受信やファイルの作成、更新をきっかけに実行したり、ほかの複数のジョブが終了するのを待ってから次のジョブを実行できたりするため、さまざまなジョブを自動化できる。
REST APIでPythonやRubyで開発したスクリプトや既存のシステムなどからもジョブを実行できる。業務サーバからウェブシステムを呼び出せるため、ウェブシステムでのジョブと基幹系システムでのジョブを一連のジョブとして自動化することもできる。
ジョブが問題なく進んでいるか、全体の概況を直感的に確認できる。ジョブの実行進捗度、過去の実績から算出したジョブの終了予定時刻と残り時間も把握可能。ジョブネットの進捗状況、正常終了や実行、異常終了などの状態をチャートで確認したり、異常終了などの状態別にジョブネットを絞り込んで確認したりできる。
用途と機能 | 実行結果に応じて内容が動的に変わるジョブも自動化できるジョブ管理ソフトウェア |
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特徴 | 複数のジョブの実行順序関係をジョブネットとして定義。さまざまなイベントの発生を契機に自動で実行。REST APIでPythonやRubyで開発したスクリプトや既存のシステムなどからも実行 |
税別価格 | View:5万円 Manager:27万円 Agent:20万円 |