企業は一足飛びでクラウドに移行しているように思えるかもしれないが、クラウドへの移行は実際のところはるかに複雑だ。451 Researchが米国時間3月6日に発表したクラウド変革の行程モデルによると、このプロセスには4つの重要な段階があるという。
451 Researchはそれら4つの段階を文学作品になぞらえ、「Great Expectations」(大いなる遺産)、「Wuthering Heights」(嵐が丘)、「War and Peace」(戦争と平和)、「A Tale of Two Options」(二択物語)、「A Brave New World」(すばらしい新世界)と呼んでいる。企業がこれらの段階を進んでいくにつれて、ニーズや課題は変化していくはずだ。
たとえば、451 Researchの「Voice of the Enterprise」レポートでは、企業がクラウドに移行するそもそもの主な動機として、38.8%の回答者がコスト節減を挙げている。だが、53.2%の回答者によると、クラウドへの移行を果たした後は、コストが最大の悩みになるという。
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