Microsoftの「Quantum Development Kit」に、「Linux」と「Mac」ユーザー向けのサポートが加わった。同社が米国時間2月26日付けのブログ投稿で明らかにした。同キットには新しいオープンソースライブラリのほか、「Python」との相互運用性も盛り込まれている。
「macOS」およびLinuxのサポートに伴い、さらに多くの開発者が量子コンピューティングを活用したアプリを開発できるようになる。裏を返せば、Microsoftは同社の法人向け機能を、開発者という、より広範なオーディエンスに手渡すことでもある。社内の購入プロセスにおいて、こうした開発者の自由裁量は大きくなっている。
「Microsoftでは、量子コンピューティングは、現在解決不能とされる課題の多くを解決する見込みがあると考えている。われわれは、極力幅広い分野の開発者が新しい量子アプリケーションをコーディングできるようにしたい」(同ブログ投稿)
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