ウェブ上の広告は邪魔になることもある。ユーザーが過去にちらっと見たものを表示するようにカスタマイズされた広告ほど邪魔なものはない。
さらに悪いことに、ユーザーの好みと無関係の広告が表示されることもある。他人に贈るプレゼントの候補を閲覧したせいで、その広告があらゆる場所に表示されることもあるかもしれない。
プライバシーに関する懸念を別にしても、ターゲット広告はビッグビジネスである。「Google Ad Services」の利用者はターゲット広告を頻繁に使って、インターネットユーザーに購入手続きの完了や商品の再閲覧、デジタルウィンドウショッピングの取引の完了を促す。
Google Ad Serviceのリマインダー広告の仕組みはこうだ。ユーザーがウェブサイトを訪問すると、そのウェブサイトはそれを記録し、その記録をGoogleに渡す。Googleは、そのクライアントのウェブサイトを閲覧中のユーザーの行動に基づいて、そのユーザー向けに広告をカスタマイズする。
それはGoogleと同社の広告主にとって素晴らしシステムだが、同社は、邪魔な広告という印象を与えかねないものがユーザーに嫌がられる可能性も認識している。Googleが今回、リマインダー広告からオプトアウトする機能を追加するのはそのためだ。
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