VMware vRealize Operationsのポイント
- 現在の状況や将来的な潜在リスクなどをダッシュボードに表示
- 正常時の振る舞いを自動で学習して閾値を自動で設定
- アプリケーションの変更を自動的に検出して、ポリシーをチェック
VMware vRealize Operationsの製品解説
ヴイエムウェアの「VMware vRealize Operations」は、「vRealize Log Insight」と「vRealize Business for Cloud」の機能を統合し、仮想化環境全体を俯瞰で監視、異常やボトルネックの場所を発見できる管理ツール。自動化されたパフォーマンス管理、クラウドのプランニング、キャパシティの最適化などの機能を利用できる。
ネイティブな統合、アプリケーションからインフラストラクチャまでの健全性の包括的な把握、メトリックとログを組み合わせた実用的な情報でIT運用管理の一元化などのメリットを提供する。
運用とコストに関する知見を関連付けて、クラウドのプランニングにおける意思決定を加速させ、コストの削減やリスクの低減につなげることが可能。インフラストラクチャとアプリケーションのパフォーマンスの管理を完全に自動化し、IT運用を簡素化するとともに合理化を進めながら、完全な制御を維持することができる。
現在の状況や将来的な潜在リスク、リソース配分状況の3つで現在から未来までをダッシュボードでまとめてチェックする。それぞれの項目からドリルダウンして詳細な状況を確認できる。異常を検知すると、問題の原因となっている場所をドリルダウンで調査して特定できる。
システムの正常時の振る舞いを自動で学習して閾値を自動で設定する。異常な振る舞いをしている場所を検出できる。生じている問題について、予想されるパフォーマンス劣化や影響がどの程度のものなのか、グラフで表示してメールなどでアラートを出す。アプリケーションの変更を自動的に検出して、構成ポリシーやセキュリティポリシーに合致しているかチェックする。
現在の環境に物理マシン、メモリなどリソースを追加した場合の影響を事前にシミュレーションして拡張予定に役立てられる。現在の環境のままで節約できるリソース量と実際に節約した場合のサーバ統合率などをシミュレートすることもできる。
用途と機能 | 仮想化環境全体を俯瞰で監視、異常やボトルネックの場所を発見できる管理ツール |
---|---|
特徴 | 現在の状況や将来的な潜在リスク、リソース配分状況の3つで現在から未来までをダッシュボードでまとめてチェック。システムの正常時の振る舞いを自動で学習して閾値を自動で設定。現在の環境にリソースを追加した場合の影響を事前にシミュレーションできる |