ヴイエムウェアはPCのほかモバイルデバイスなどの環境を効率的に管理するための“エンドユーザーコンピューティング(EUC)”を事業の柱に据えており、「Workspace ONE」などを提供している。2月1日に開いた会見で同社のチーフストラテジストの本田豊氏は「セキュアなデジタルワークスペースを実現するため、消費者向け製品のようなシンプルさと大企業レベルのセキュリティ担保を実現するWorkspace ONEを提供し続ける」と説明した。
昨今はデスクトップPCからモバイルなど多数のデバイスに加えて、PCやスマートフォン上の各アプリケーションやSaaSの管理を求められる。必然的に限界費用(生産量の1単位増加に伴う総費用の増加分)の制御が求められ、「さまざまなデバイスやアプリケーションのコストをどのように最適化するか。多くの顧客が抱える課題」(本田氏)となった。このような背景にあるのはサイロ化だと同社は分析する。
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