VMware vCenter Serverのポイント
- 最大1000台のホストと1万台の仮想マシンを管理
- 仮想マシンのCPUやメモリなどのリソースをGUIで管理
- 複数の仮想マシンをグループで管理し、一括で設定
VMware vCenter Serverの製品解説
ヴイエムウェアの「VMware vCenter Server」は、「VMware vSphere」を用いた仮想化インフラのライセンスや機能の有効化、リソース監視などを担う統合管理プラットフォーム。管理者はvCenter Serverからハイパーバイザ「VMware vSphere ESXi」と仮想マシンの状態をリアルタイムに確認し、仮想マシンのデプロイやスナップショットの取得、バックアップなどを操作できる。
単一のvCenter Serverから最大1000台のホストと1万台の仮想マシンを管理できる。基盤全体でロールや権限、ライセンスを複製することで複数のvCenter Server全てのインベントリに対して同時にログイン、表示、検索が可能な“リンクモード”では、10個のvCenter Serverインスタンスで最大3万台の仮想マシンを管理できる。
vCenter ServerからESXiと仮想マシンが利用しているCPUやメモリ、ネットワーク帯域などのリソースをGUIで管理する。ストレージ使用率やストレージへのアクセス、サービスごとのCPU使用率、電源なども管理できる。
仮想マシンのリソース使用率やOSの状態、vMotionの実行状況などを監視。一定以上のリソース使用時やエラー発生時などをアラームを通知する。
複数の仮想マシンをグループで管理し、一括でスナップショットの取得、電源のオンオフ、リソース配分の設定やIPアドレスの割当ポリシーなどを設定する。これらの情報は仮想マシン内に保存され、インポートやエクスポートによる仮想マシンの移行作業を軽減する。
「vCenter Guided Consolidation」機能では、既存の物理マシンのリソース使用状況の分析から統合計画作成、物理マシンから仮想マシンへの移行までをウィザード形式で利用できる。簡易的なキャパシティプランニングをセルフサービスで利用でき、物理マシンを仮想環境に統合できる。
「vCenter Orchestrator」機能では、vSphereでの作業をワークフロー化し、自動化できる。あらかじめ用意されているワークフローライブラリから“スナップショットを取る”“仮想マシンを起動させる”などのアイコンをドラッグ&ドロップでワークフロー化し、自動で実行させる。
用途と機能 | vSphereでの仮想化インフラのライセンスや機能の有効化、リソース監視などを担う統合管理プラットフォーム |
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特徴 | 仮想マシンの状態をリアルタイムに確認し、仮想マシンのデプロイやスナップショットの取得、バックアップなどを操作。複数の仮想マシンをグループで管理し、一括でスナップショットの取得、電源のオンオフ、リソース配分の設定やIPアドレスの割当ポリシーなどを設定 |