2013年8月に「Slack」の提供が開始されて以来、リアルタイムのワークプレイスコミュニケーションツールの人気は高まる一方であり、さまざまなタスクを処理する手段として部分的に電子メールに取って代わった。だが、組織やプロジェクト、予算の要件も絡んでくるので、増え続けるSlackの競合製品を検討するのは賢明なことだ。
「Office 365」のサブスクリプションを既に利用している組織の場合、「Microsoft Teams」の方がより理にかなった選択肢かもしれない。TeamsはMicrosoftの製品なので、当然、「Office」や「OneDrive」とより強固に統合されている。Teamsは、米国内の固定電話や携帯電話に電話をかける機能をネイティブでサポートする唯一のコミュニケーションツールでもある。この機能は、「Skype for Business」から受け継がれたものだ(TeamsはSkype for Businessをベースとしている)。Office 365の高額なサブスクリプション料金を既に払っているのなら、Teamsをほかの選択肢より優先的に検討する価値はあるかもしれない。なぜなら、そうした組織はTeamsの利用料金も既に支払っているからだ。この機能はローンチ時には提供されていなかったが、Teamsは、組織のOffice 365サブスクリプションの対象外のコンサルタントやフリーランサー、契約者などがその組織内のスタッフと共同作業することを可能にするゲストアクセスを既に実装済みだ。
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