Gartnerは、全世界のIT支出額を予測し、分野別にまとめた結果を発表した。それによると、2018年の総支出額は3兆6830億ドルで、前年の3兆5270億ドルから4.5%増える見通し。この2018年の最新見通しは、2017年7月時点での予測値3兆5980億ドルを上回った。また、2019年は前年比2.7%増で3兆7840億ドルになると予測した。
世界のIT支出状況について、Gartner調査担当バイスプレジデントのJohn-David Lovelock氏は「2017年あたりから好転し、数年は成長が続くだろう」と見込んでいる。今後、英国のEU離脱(Brexit)や為替変動、世界経済の後退といった起こりうる事態の影響を企業などが想定すると不確実性は高まるものの、そうした状況でも企業は売上拡大を期待してIT投資を続けるという。
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