開発者の人に覚えておいてもらいたいことがある。たったひとつのプログラミング言語しか学んでいないと、今後のキャリアの選択肢がかなり限られると、コーディングスクールのCoding Dojoが新たに発表したレポートで述べている。同レポートによると、Fortune 500企業のトップ25社のうち、提供する製品やサービスにたったひとつのコーディング言語しか使っていない企業は1社もないという。使用している平均言語数は4言語とのことだ。
ソフトウェア開発の現場は常に変化しており、数年間で数多くの言語が誕生しては廃れていく。現場での即戦力を維持するため、開発者は継続して新たなスキルに挑戦し、腕に磨きをかけなくてはならない。
「要件によってツールやアプリケーションを変えるのと同じで、企業は要件ごとに異なるコーディング言語を使う。1つの言語がすべてに対応することはない」と、Coding Dojoのカリキュラム長であるSperos Misirlakis氏はプレスリリースにて述べている。「ある仕事に特定の言語を使うことはあっても、1言語に注力すると長期的には行き詰まることが今回の調査でわかった。現場で働く有望な開発者は、コーディング言語の共通的な基礎を学び、最終的に複数の言語を扱えるようになるべきだ。そうすれば適応性と柔軟性が養われ、キャリアの成功につながる」(Misirlakis氏)
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