Previous Next 提供:iStock/vtwinpixel テクノロジの古き悪しき時代 筆者は1980年代に、AppleやAtari、Tandyのコンピュータを使いながら育ち、1993年からテクノロジ業界で働いている。35年以上にわたりテクノロジ分野の変化を目にしてきたということだ。 コンピュータやデバイスの基本的な機能の多くは、昔から変わっていない。文書作成や財務スプレッドシートなどの生産性ソフトウェア、計算の実行、コードのプログラミング、他のユーザーとのコミュニケーション、ゲームのプレイといった機能のことだ。しかし、これらの機能の動作基盤となるハードウェアやプラットフォームの変わり様は、ライト兄弟が初飛行させた飛行機と「Boeing 747」の違いくらい大きいように思える。 1980年代と1990年代は、自分にとってコンピューティングの黄金時代だったと感じる部分もあるが、コンピュータシステムの楽しさや可能性に気付き、これで食べていけると悟ってからは、テクノロジが進化して自分のニーズに応えてくれることに安心感を覚えるようになった。筆者は数年前に書いた記事で、古いテクノロジに関してなくても困らないものを10個挙げたが、1980年代と1990年代を今振り返ってみて、なくていいものがさらに10個見つかった。 Prev Next