Fortinetが米国時間11月28日に発表した第3四半期の「Threat Landscape Report」(脅威実態報告書)では、中堅中小企業(SMB)は大企業よりもサイバー攻撃に対して脆弱で、その原因はSMBでのクラウドサービスの利用拡大にあるとされている。
Fortinetのシニアセキュリティストラテジスト兼リサーチャーのAnthony Giandomenico氏は米TechRepublicに対し、SMBの中でも特に中規模企業が攻撃者にとって「格好の標的」になっているようだと述べた。中規模企業は大規模企業よりもクラウドソリューションの採用が進んでいるが、大企業ほど成熟したセキュリティプログラムは整備されていない傾向にあるという。
小規模企業を標的にした方が攻撃を成功させやすいが、中規模企業の方が手に入るデータが多く、攻撃者にとって費用対効果が高い。
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