Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月28日、ラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2017」において、多数の新製品およびサービスを発表した。これらは、コンテナ、データベース、コンピュート分野における同社の取り組みを進展させるものになっている。
AWS最高経営責任者(CEO)のAndy Jassy氏が最初に発表した重要製品の1つは、「Amazon Elastic Container Service for Kubernetes(EKS)」だ。EKSは、ハイブリッドクラウド互換で、自動更新およびパッチを提供するマネージド型の「Kubernetes」統合機能だ。EKSは、Amazonが最初に手がけたコンテナ管理サービス「Amazon Elastic Container Service(ECS)」の代用の役割を果たす。
サーバやクラスタの管理を行わずにコンテナを実行したいと考えている顧客には、別の新サービス「AWS Fargate」があるとJassy氏は述べた。
データベース関連では、Jassy氏はまず「AWS Aurora」を取り上げ、新サービス「Aurora Multi-Master」のプレビュー版を披露した。これは、複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にまたがって読み込み、書き込み、ノードを作成するもの。Jassy氏は、Aurora Multi-Masterを使用することで、あらゆるノードからの、あるいはAZ障害によるアプリのゼロダウンタイムを可能にするほか、書き込みを高速化できると述べた。
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