ネットワーク

実践プロトコル入門:アプリケーションプロクシはHTTPとどう連携するか

プロクシは、「ネットワークのミドルウェア」であり、リクエストとレスポンスの取り扱いについて判断するための便利なコントロールポイントになる。

 コンテナとクラスタリングの導入は、ロードバランサ、イングレスコントローラ、プロクシによる自己完結型のエコシステムのため、わかりにくいものとなりがちです。

 このわかりにくさの原因は、これらの要素が、データ交換にイベント駆動型かつメッセージ指向のプロトコル(HTTP)が使用される、よく理解されている接続オリエンテッドなフロー(TCP)に挿入されることにあります。特にイングレスを中心とし、新たに登場してきたシステムでのプロクシの使い方を理解するには、まずアプリケーションプロクシが関わった場合のリクエスト/レスポンスの基本的パターンを十分に把握することが有効です。

 レイヤ7(HTTPまたは「アプリケーションレイヤ」)で動作できるだけのスマートさを備えたプロクシでは、リソースの選択からリクエストのサービス(ロードバランシングとルーティング)やHTTPヘッダの修正まで、データパスを操作するためのさまざまな手法が可能です。これを実行するためには、プロクシがコミュニケーションを傍受し、それを検証しなければなりません。

 すなわち、レイヤ4(TCP)とレイヤ7(HTTP)の両方で動作することを意味します。また、プロクシが仲介者であることも意味します。プロクシは、「ネットワークのミドルウェア」であり、リクエスト(その対のレスポンス)の取り扱いについて判断するための便利なコントロールポイントとなります。

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