ロボットがいかに人間の仕事を奪うかについては、すでにジョークとしてよく話題にのぼっており、実際にその数値も示されている。オックスフォード大学の研究員が、今後約10年間で現在の米国における雇用の47%は自動化される可能性が高いと試算しているのだ。
ただし良いニュースもある。Gartnerの最近のレポートによると、AIが奪うとされる180万件の仕事の中から、新興分野の仕事が2020年までに230万件誕生するという。また、最近のCapgeminiのレポートでは、AIを駆使している企業のうち83%は、この新技術が新たな仕事をすでに生み出していると答えている。
こうした仕事が増加しているのは、技術そのものによるところが大きい。
ForresterのアナリストであるBrandon Purcell氏は、「AIに関連したあらゆる部分で雇用の増加を今後5~10年は目にしつづけることになるだろう。このことは、AIによる自動化で仕事がなくなるのは避けられないと頻繁に報じられている状況を軽減させる一因となる」と語る。
この分野に入ってみたいと考えている人に、特に需要の高いAI関連の6職種をここで紹介しよう。仕事検索サイトIndeedのデータを元に、各ポジションの平均給与も記載する。
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