テストエースのポイント
- 本番環境を解析してテストデータを自動作成、機密情報は自動的に変換
- 変換後もテーブル間の関連性や一意性制約を維持
- 本番データがない新規環境でもテストデータ生成が可能
テストエースの製品解説
システムエグゼの「テストエース」は、本番環境のデータを利用し、個人情報などの機密情報を疑似データに置き換え、本番と同等かつ安全なテストデータを自動的に作成する。個人情報漏洩を防止し、テストデータ作成時のコストを削減、システムテストの品質向上を図ることができる。
本番環境のデータベースからデータを抽出し、変換後にデータを開発環境に送ったり、CSVなどのファイルとして出力したりすることが可能だ。変換の際にはデータを解析し、自動的に個人情報項目を特定、最適な変換方式が提案される。
値や日付をランダムに書き換えたり、名前の1文字を入れ替えたり、任意の文字を「*」に置き換えたりするなどの変換が可能だ。データ変換後もテーブル間の関連性や一意性制約が維持されるため、本番環境に酷似したリアルなテストデータを作成できる。
データベースの構成情報を解析し、氏名や住所などのデータを自動的に生成する機能も備えており、新規システム開発時など、本番環境のデータがない場合でもテストデータを作成することができる。
GUIのほか、コマンドやシェルスクリプトによるアプリケーション実行が可能なCUIも搭載する。ETLツールと連携して、指定の日時にテストデータを自動生成するなどさまざまな自動化も可能だ。
変換対象のデータベースは、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、FUJITSU Software Enterprise Postgres、FUJITSU Software Symfoware Serverなどとなっている。
用途と機能 | 本番環境を解析し、本番同等のテストデータを作成できるテストデータ作成ツール |
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特徴 | 個人情報などの機密データを自動的に疑似データに変換し、本番同等の安全なテストデータを作成。新規環境など本番データがなくてもテストデータの生成が可能。変換後もテーブル間の関連性や一意性制約は維持される。さまざまに自動化できるCUIも搭載 |
税別価格 | ソフトウェアライセンス:120万円より 期間ライセンス:48万円より |
導入企業 | ほけんの窓口グループ、楽天生命保険、阪神高速技研など |