コンバージド・ハイパーコンバージド

ハイパーコンバージド動向解説:アプライアンス型が主流、価格がネックに

仮想化ソフトと共有ストレージに運用管理ツールなどを組み込んだ“ハイパーコンバージドインフラ”が普及しつつある。その動向を分かりやすく解説する。

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、サーバ仮想化機能とソフトウェア定義ストレージ(SDS)、統合管理ツールなどを汎用のIAサーバにオールインワンで搭載する製品だ。外部ストレージ装置は使用せずに、クラスタ構成にした各サーバが内蔵するハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)を単一の共有ストレージプールとして使う。

 HCIは、プライベートクラウドやソフトウェア定義データセンターに必要な機能を構成済みの製品として提供されるため、ユーザー企業はシステムを迅速に導入して運用できる。処理性能やストレージ容量が不足した際にも、サーバやストレージを追加するスケールアウトで対応できる。

海外ベンダーが国内ベンダーよりもやや優勢

 HCIで使われている主な仮想化ソフトには、「VMware vSphere」、Microsoftの「Hyper-V」、Nutanixの「Acropolis Hypervisor(AHV)」(オープンソースソフトの「KVM」を独自にカスタマイズしたソフト)などがある。NutanixやDell、Hewlett-Packard Enterprise(HPE)、Cisco Systemsなどは自社のハードウェアにこうした仮想化ソフトを搭載したアプライアンス製品を販売。NEC、富士通、日立製作所などは仮想化ソフトを他社のIAサーバに組み込んだ構成済み製品としてHCIを販売している。

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