Appleの「macOS 10.13 High Sierra」では、ウェブ閲覧のプライバシーを強化する細かなアップデートが追加され、新しい標準のファイルシステムがロールアウトされたほか、仮想現実(VR)コンテンツと拡張現実(AR)コンテンツの作成が可能になるアップデートも施された。どれもシンプルなアップデートに思えるかもしれないが、Appleの未来のコンピューティングに対する取り組みにおいて、土台作りに寄与するだろう。
テクノロジリーダーやITプロフェッショナルがmacOS High Sierraについての理解を深められるよう、特に重要な詳細情報とリソースをこの入門記事にまとめた。
概要
- どんなものなのか:AppleのデスクトップOSシリーズであるmacOSのバージョン10.13だ。「Safari」「Mail」「Photos」や、ファイルシステムなどへのアップデートが含まれる。
- なぜ重要なのか:macOSの1バージョンとして、Appleのノートブックコンピュータとデスクトップコンピュータのユーザー体験を、機能セットとUIという点で決定づけることになるからだ。
- 誰が影響を受けるのか:macOS High Sierraに互換性のあるシステムを使っていてアップグレードを計画しているユーザーや管理者、あるいは将来的にApple製コンピュータの購入を計画している非Macユーザー。
- いつから利用できるのか:米国時間2017年9月25日に一般提供が開始された。
- どうすれば利用できるのか:「Mac App Store」からダウンロードすることができる。
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