かねてからの予想どおり、Appleが米国時間9月12日に10周年記念「iPhone」を発表した。長年にわたるアップデート(そのいくつかは控えめなものだった)を経て誕生した新端末「iPhone X」は、Appleが「スマートフォンの未来」と呼ぶ、一連の最先端技術が搭載されている。
6コアプロセッサを搭載してのノートブック並みと言われるパフォーマンスから、本体前面のほぼ端から端までを覆うOLEDスクリーン、「Face ID」によるログイン、AR(拡張現実)対応の赤外線カメラまで、iPhone Xは、さまざまな点で飛躍を見せており、競合製品も今後これらを模倣するようになるだろう。
とはいえ、こうした革新的技術がいくつかデザイン上の妥協につながっている。iPhone Xは従来のホームボタンが消え、指紋スキャナ「Touch ID」もなくなった。
iPhone Xの前面と背面のガラスは、過去の数モデルのiPhoneで採用されたメタル製の背面と比べて滑りにくくなっている。iPhone Xは、スペースグレーとシルバーの2色展開で、価格は999ドルから。予約注文は10月27日からスタートし、店頭に並ぶのは11月3日となっている。一方、「iPhone 8」は価格が699ドルからで、発売は9月22日だ。
本記事では、プロフェッショナルが気になるiPhone X(発音は「テン」)の上位3機能を詳しく紹介する。
1.「Super Retina Display」
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