「Windows 10」の「System Information」(システム情報)ツールには、主なコンポーネントやハードウェアリソース、システムソフトウェアに関する情報など、コンピュータの構成についての詳細な情報が表示される。こうした情報を全て確認できるのは、システムに関する特定の情報を見つけたいときに便利だが、System Informationは、システム構成に関連する問題をトラブルシューティングするときにも威力を発揮する。
もっと具体的に言うと、System Informationを使って、筆者が構成データセットと呼ぶものを作成し、それを利用して過去の構成と現在の構成を比較することができる。基本的に、構成データセットは、システムが正常に機能しているときに作成する。その後、システムの挙動がおかしくなり始めたら、現在の構成データセットを過去に作成したものと比較して、何が変わったのかを確認することができる。
本記事では、System Informationを使って構成データセットを作成する方法、そして、過去の構成と現在の構成を比較することで、その構成データセットをトラブルシューティングツールとして利用する方法を紹介する。
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