ITを駆使し、インターネットによるネットワークの力の恩恵を受けている企業であれば、業種や規模に関わらず避けることも無視することもできない大きな頭痛の種を抱えている。セキュリティだ。より詳しく言うと、サイバーセキュリティである。
現代の企業にとってデータはこれまでにないほど重要で、犯罪者からデータを保護することが最優先事項となっている。それが残念なことに、この新たな現実を理解していないと思われる企業が未だ世界には非常に数多く存在する。
セキュリティ侵害や顧客情報の盗難といった事件が毎週のようにニュースを賑わしているが、それでも企業は、データを盗もうとする悪意のある犯罪に不意を突かれてしまっているのが現状だ。強固で実用的かつ施行可能な事業継続および災害対策(BCDR)計画を立てていない企業は、それだけで深刻な問題を抱えていることになる。
多くの企業にITインフラの主要要素となる製品を提供しているMicrosoftでは、顧客にサイバーセキュリティソリューションを提供する責任があることも承知済みだ。そのため同社のソフトウェアやサービスには、さまざまな保護機能やプロトコル、技術などが組み込まれ、不正アクセスから企業データを保護しようとしている。ただしMicrosoftは、それだけでは十分でないと考えている。企業はセキュリティ侵害を防ぐための計画を立てるだけでなく、セキュリティ侵害が発生した場合も事業を継続し続けるための計画が必要だからだ。
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