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意外と知らない「IPアドレス」活用術(4)“IPv4アドレス移転”で枯渇問題に対処

法人間でIPv4アドレスを移転する「IPv4アドレス移転制度」は、IPアドレスの効率的な活用を実現し、目の前の枯渇問題を解決するために有効な方法の一つとされている。今回はその最新動向を解説する。

 「第1回:基本的な仕組みを理解しよう」で紹介した通り、IPアドレスは全世界的な階層構造で管理されている。IPアドレスは上階層から下の階層にある組織に必要なIPアドレスを充当する形で分配されてきた。

 「IPアドレスの枯渇」というと、まるで井戸が枯れるように、上階層のIPアドレス在庫がすっかりなくなってしまうようなニュアンスがある。しかし、正確には下階層に割り振るルールが変更されることを「枯渇」と呼ぶ。今まで下階層が受け取れていたIPアドレスの分配に制限が掛かることが一般的だ。

 IPアドレス在庫の大本であるInternet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)でIPv4アドレスが枯渇したのが2011年2月。そのわずか2カ月後にAsia Pacific Network Information Centre(APNIC)も枯渇を発表した。続く4年間でRéseaux IP Européens Network Coordination Centre(RIPENCC)、Latin America and Caribbean Network Information Centre(LACNIC)、American Registry for Internet Numbers(ARIN)の在庫も枯渇し、全世界的にIPv4アドレスの割り振りが終了しつつある。

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