IBMは、さまざまな企業の最高マーケティング責任者(CMO)およびセールス担当リーダーを対象にコグニティブ(認知)コンピューティング意識調査を実施し、その結果を発表した。それによると、回答者の61%は、自分たちの業界がコグニティブコンピューティングから破壊的な影響を受ける、と考えていた。
このように大きく影響されるという予測に対し、企業として準備はできているのだろうか。準備状況を質問したところ、2020年には業界のコグニティブコンピューティング受け入れ体制が整うと回答した人が、全体の64%いた。コグニティブコンピューティング導入でメリットが得られる主な領域として、CMOらは顧客体験および業績の改善を挙げた。
過去3年間で売上高や収益性などが業界の平均以上に上昇した企業に所属する回答者は、全体の13%。こうしたCMOらのうち、コグニティブコンピューティングが成熟し、市場で利用可能と確信する人の割合は93%に達した。さらに、所属企業がコグニティブコンピューティングに適していると答えた人は91%いた。
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