SDN/ネットワーク仮想化

ITトレンドなんて見通せない--ネットワークインフラに求められるのは柔軟性

クラウドツールへの依存度が高まれば高まるほど問題となるのがネットワーク環境だ。WAN環境は、そうそう簡単に構成を変えられるものではない。選択肢として浮上しているのが「SD-WAN」である。

 Amazon Web Service(AWS)にMicrosoft Azure、そしてGoogle Cloud Platform。ITに携わる読者なら、これらクラウド関連の話題を目にしない日はないだろう。Office 365にG Suite(旧Google Apps)など、デスクトップで使うアプリケーションのクラウド化や、VDIでデスクトップ環境自体をクラウド化する企業も増えている。

 このような時代に求められる企業ネットワークのあるべき姿について、考えてみたい。

「ウチもクラウドにするか」って簡単に言われても…という現状

 先述の通り、IT系各メディアで、クラウドの文字を見ない日はない。

 この記事を読んでいるいまこの時も、同じブラウザでサイボウズやSalesforce.comなど、クラウドサービスのタブを開いている読者がいることだろう。あるいはOutlookでOffice 365のメールやカレンダーをチェックしているかもしれない。

 それくらいクラウドは日常業務に浸透している。いまはオンプレミスでコラボレーション基盤を運用しているとしても、明日にも「Exchangeサーバを廃止して全社の業務環境をOffice 365に移行しよう」と言われる可能性があるのが、現在の状況だ。

 しかし、クラウドツールへの依存度が高まれば高まるほど問題となるのが、ネットワーク環境だ。本社と拠点、データセンターを結ぶWAN環境は、そうそう簡単に構成を変えられるものではない。あなたがネットワークインフラの担当者であれば、その窮状を経営陣に訴えるだろう。

 しかしクラウド化の流れを止めるのは容易ではない。なんとかして対応せざるを得なくなることは明らかだ。

 帯域増強? VLAN構成の変更? 各地に分散している拠点との閉域網(VPN)も見直すべきか……。色々なことが頭に思い浮かぶに違いない。「前回のネットワーク更改時に、これを見越して構成しておけば」と悔やんでも、間に合わない。そもそも数年先のITトレンドなんて、誰にもわからない。

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未来の変化は誰にもわからないから、ネットワークにも柔軟性を

 現在のITトレンドを事前にどれくらい見通すことができただろうか。一例として、業界予測のプロであるIDCが2011年に公開したレポートを見ると、パブリッククラウド市場は順調に成長し、2016年の市場規模は3027億円にのぼるとある。

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