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「iPad Pro」のビジネス活用を考える--新モデルと「iOS 11」がもたらす変化

「iPad Pro」は、文字入力が容易な大画面や高速なプロセッサを備えており、仕事で十分に使えるマシンだ。さらに、2017年秋にリリース予定の「iOS 11」で、マルチタスク機能の改善やファイル管理機能などが提供される。

 「iPad Pro」によって、iPadは本格的な作業に使用できるプラットフォームになったと、Appleは堂々と主張している。iPadがあらゆるユーザーの具体的なニーズに応えられるわけではないが、エンタープライズ分野や、iPadだけを使う草の根のプロフェッショナルの間で成功を収めている事実は、iPadが既に多くの本格的な作業で使われていることを示している。iPad Proの新モデルと2017年秋にリリース予定の「iOS 11」(現在はパブリックベータ段階)は、iPadを仕事に使いたいと考えているすべてのユーザーにとって、非常に嬉しいニュースだ。

 Appleは6月、iPad Proの両方のモデルをアップデートした。12.9インチスクリーンを搭載する大型のiPad Proは、サイズが大きいため以前から文字入力が非常に快適だった。Apple製のアクセサリ「Smart Keyboard」はフルサイズのキーを備えており、オンスクリーンキーボードもフルサイズと呼べる大きさだ。しかし、比較的小型のiPad Proは、スクリーンサイズが(9.7インチから)10.5インチに拡大し、ランドスケープモードでの幅が数mm広くなっており、Smart KeyboardにフルサイズのQWERTYキーが搭載され、スクリーンの大型化に伴いソフトウェアキーボードも大きくなったため、前モデルと比べてはるかに文字を入力しやすいデバイスになった。そして、iOS 11で文字入力機能がさらに改善される。Appleの新しいソフトウェアキーボードでは、入力時にフリック操作によって2つめの記号セットを表示することができる。数字と記号用の第2キーボードに切り替える必要がほとんどなくなるため、新しいキーボードに慣れれば、iPadでの文字入力が大幅にスピードアップするだろう。

 新型iPad Proには「ProMotion」も採用された。ProMotionは、最大リフレッシュレートが120Hzのアップグレードされたディスプレイを指すAppleのマーケティング用語だ。このアップグレードと見事なグラフィックス性能によって、iPadのあらゆるアニメーションが驚くほど滑らかになるが、ProMotionの恩恵が最も大きいのは、おそらくアーティストだろう。「Apple Pencil」、240Hzのデジタイザ、軌道や速度を基にユーザーが描画する場所を予想する予測ソフトウェアと組み合わせることで、描画のレイテンシが10ミリ秒に短縮される。紙にペンで描くのと全く同じというわけではないが、それにかなり近づいた。

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