GfKは、世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。2017年第2四半期の状況は、販売台数が3億4690万台で前年同期の3億3370万台に比べ4%増、売上高が1092億ドルで同1000億ドルから9%増。2017年通期は、販売台数が14億7800万台(前年の14億1790万台から4%増)、売上高が4703億ドル(同4351億ドルから8%増)となる見通し。
2017年第2四半期の販売台数は、第2四半期としては過去最高だったという。「(第2四半期のスマートフォン需要が記録的に高かったことから)地域によっては頭打ちだが、スマートフォンを所有したいという欲求は世界的な現象であると分かる」(GfKテレコム調査担当グローバルディレクターのArndt Polifke氏)
増えたのは販売台数だけでなく、第2四半期は平均販売価格(ASP)も前年同期から5%上昇した。その理由としてPolifke氏は、メーカーが新型デバイスの魅力を高めようと努力している影響を挙げた。また、GfKトレンド&フォーキャスティング部門プロダクトリードの野口洋太郎氏は「消費者はより良いユーザーエクスペリエンスを求めており、それが満たされるのであれば、スマートフォンへより多くの金額を支払うことをいとわない」と指摘している。
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