アビームコンサルティング

大企業以外でも活用--RPA導入企業の97%、5割以上のコストを削減

アビームコンサルティングなどの調査によると、RPAを導入した企業の97%が5割以上のコストを削減できたという。RPAで「業務時間を短縮できる」としている。

 アビームコンサルティングは7月20日、RPA(Robotic Process Automation)に関する調査結果を明らかにした。RPAは、決まった手順の事務処理を自動化することで、ホワイトカラー業務の効率化を目指す。

 2016年初頭から注目を集め出し、日本におけるRPA市場の発展を目的とする日本RPA協会は2016年6月20日に設立された。今回は「RPA業務改革サービス」を提供するアビームコンサルティングと日本RPA協会、「BizRobo!」を提供するRPAテクノロジーズによるデータをもとにしたRPA導入企業の実態が明らかになっている。

 RPAを取り巻く現状についてアビームの安部慶喜氏(戦略ビジネスユニット 執行役員 プリンシパル)は「制約がないレベルまで進化し、バックオフィス(事務管理部門)業務やフロント業務支援、会議に用いる資料作成の訂正も定型処理であれば可能。日進月歩の勢い」と説明した。アジアや欧州各国のコンサルティング企業と提携する同社だが、安部氏は日本市場の成長率が最も大きいと感じているという。その背景には現在の日本が抱える生産性の低さがある。

 経済産業省は2015年時点の国内総生産(GDP)532兆円を2030年までに846兆円への成長を目指し、就業者数については6334万人から5599万人までの1割減と予想する。この数値を労働生産性に当てはめると生産性を1.8倍まで向上させないと実現できない。

 「労働者生産性の向上が不可欠」(安部氏)であることは明らかだ。日本政府は「働き方改革」を推進しているものの、現状は労働時間を短縮しながらも作業に忙殺される働き方を続ける「見かけだけの働き方改革」(安部氏)だという。

 真の働き方改革を実現するためには、単純作業をRPAに担わせ、人は創造的な業務にシフトしなければならない。この「チャレンジが次の勝者を決める。だから多くの企業がRPAに注目している」(安部氏)のだろう。

編集部おすすめの関連記事

残り本文:約2143文字 ログインして続きを読んでください。

関連記事

ホワイトペーパーランキング

  1. 「情報通信白書」でわかった、テレワークの効果と課題
  2. SQL Server on Linuxの実力は?--国内大手2大ベンダーが徹底検証
  3. 凄腕データサイエンティストのノウハウでビジネス分析の3つの課題を解決
  4. 組織力アップ!業務で絶対に必要な「音声通話」を、より利便性の高い「次世代環境」に移行するメリット
  5. 知っていますか?いまのファイルサーバも、ある仕組みでどこからでも使えて情報共有できること

編集部おすすめ

ピックアップ製品

サーバ
PC・モバイル
ストレージ
ネットワーク
仮想化
クラウドサービス
OS・ミドルウェア
開発
データベース
運用
セキュリティ
新興技術
財務・経理
人事・労務
マーケ・営業
購買・調達
生産・製造
データ分析
コミュニケーション
通信・通話
文書・コンテンツ
サイト構築
PCソフト
学習

ベンダー座談会

Follow TechRepublic Japan