あなたは毎週、いくつくらいのLinuxコマンドを実行しているだろうか。Linuxのシステム管理者なら、その数は少なくないだろう。また、実行したコマンドの中で、あなたがすぐに思い出せるものはどれくらいあるだろうか。おそらく、その数はわずかだろう。筆者と同じように、記憶力が昔より衰えた人であればなおさらだ。筆者は毎週、さまざまなLinuxマシンで非常にたくさんのコマンドを実行している。そのため、実行したコマンドをいつも正確に思い出せるとは限らない。そこ筆者が頼りにしているのが、「fish」と呼ばれる小さなbashユーティリティだ。
fishは、Linux、UNIX、macOSで使える高性能のコマンドラインシェルで、以下の機能を持っている。
- オートサジェスチョン
- VGAカラー
- フルスクリプト機能
- ウェブベースの設定
- 完全なmanページ
- 構文の強調表示
- その他さまざまな機能
fishで最も便利な機能の1つに、bashの履歴を基にコマンドをサジェストしてくれる機能がある。この機能を使えば、実行したコマンドを覚えておく必要がない。また、履歴を延々とスクロールしてそのときに必要なコマンドを探す作業も不要だ。
さらに有能なLinux管理者になるために、fishをインストールしてその動作を確認してほしい。
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