セキュリティ

サイバー攻撃にAIで対抗--MSがセキュリティ企業Hexaditeを買収する背景

データアクセスをめぐる戦いでは、犯罪者側の勝率が圧倒的に高い。マイクロソフトは、Hexaditeから獲得した革新的な技術を用い、「Windows」のセキュリティプラットフォームにAIと自動化機能を搭載する。

 この状況を取り繕う術(すべ)など見当たらない。戦いは、ユーザーからデータを預かっている企業との間で繰り広げられており、揺るぎない意志を持った犯罪グループは、そのデータを盗むことを目的としている。データをめぐるこの戦いで使われる兵器は多くの場合、無差別に攻撃を仕掛け、その後には民間人の犠牲者を残す。状況はひどく荒れて混乱しており、当面は収拾がつきそうもない。

 こうした背景により、Microsoftのような大手ソフトウェア会社は、とりわけOS分野で、対抗兵器に膨大なリソースをつぎ込んでいる。ずる賢く、進化し続けるサイバー攻撃と闘う唯一の方法は、サイバー攻撃と同様の新機軸を使って抗戦することだ。MicrosoftによるHexaditeの買収は、Microsoftが革新を取り込み、大企業が標的になるような今後発生するマルウェア攻撃に正面から取り組もうという、最新の試みである。

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