「Docker」イメージを使えば、仮想マシンと同等のオーバーヘッドを管理することに頭を悩ませずに、コンテナを簡単にデプロイすることが可能だ。これらのコンテナは「Docker Hub」から簡単に取得して、簡単に使用できる。例えば、開発目的で最新の「Ubuntu」イメージを取得したいが、開発を開始する前に、そのイメージに複数の変更(アップデートやアップグレード、構築に必要なパッケージの追加など)を施す必要があるとしよう。さらに、そのカスタムイメージを複数の開発プロジェクトで使用する予定だとしたら、どうだろうか。いつでも最新のUbuntuイメージを取得して、アップデートやアップグレード、構築に必要なパッケージの追加のためのコマンドを手動で実行することが可能だ。
あるいは、「Dockerfile」を利用してもいい。Dockerfileとは、ユーザー独自のDockerイメージの構築に使用されるファイルのことだ。Dockerfileを作成しておけば、同じイメージを簡単に何度でも構築することができる。そのプロセスを手動で行う必要はない。
本記事では、Dockerfileを作成して、独自イメージの構築プロセスを簡素化する方法を紹介したい。ここで作成するイメージは、既に上で説明済みである。つまり、アップデートおよびアップグレードされ、構築に必要なパッケージがインストールされた、最新のUbuntuイメージだ。これはDockerfileの使い方を示す例としては、かなり簡単なものである。
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