IBMは米国時間6月13日、企業全体におけるクラウドの導入を加速する取り組みとして、新しいID管理ソリューションを発表した。これにより、ハイブリッドクラウド環境において、従業員による業務用アプリケーションへのアクセスを簡素化する。IBMのプレスリリースによると、「Cloud Identity Connect」は、新たなIDaaS(Identity-as-a-Service)として「IBM Cloud」経由で提供されるという。
Cloud Identity Connectはワンクリックアクセスを提供し、オンプレミスとクラウドに対するインフラ投資の橋渡しを実現するものだと、同リリースは述べている。アプリは、シンプルなユーザーポータルを介してアクセスでき、ユーザーは必要に応じて新しいSaaSアプリケーションをカタログに追加することが可能だ。
ID管理は複雑さを増しており、その要因は、モバイルコンピューティングの増加やモノのインターネット(Internet of Things:IoT)の台頭にある。そうした状況とともに、クラウドやクラウドネイティブなアプリケーションへの移行という動きも相まって、簡素化の必要性は高まるばかりだ。
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